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Modified: 1/14/2005
ソウル珍道中2003年初夏

5/28 出発の日
 SARS人気のおかげで閑散とした成田空港をあとにし一路ソウルへ。仁川空港へつくと、もりたろうは南大門行きバスを探し乗り込んだ。

そしてソウル市内へ...

 が、余裕をかましてバスに乗り込んだもりたろうは大慌てをすることになる。バスは、車内アナウンスなしに勝手に突然とまりそして、ドアを完全に閉める前に走り出す...お客は、次が自分の下車する場所と分かると、たくみなフットワークでバス前方へ進み、そして、絶妙のタイミングで下車する。し、しまったぁ〜、自分はバスの後方に乗っている、このままでは、自分が目的の場所(南大門)で降りる前に、バスは走り出してしまう...ていうか、それより、いまここはどこだじゃぁ〜?お客が次々におり、前の方の座席が空くたびに、少しづつ、前へつめよるもりたろう、止まるたび、バス停名を確認し、まだ過ぎていないことを理解する。

 次か?いや、もう一つ先か?緊張が、静まりかえった車内にこだました(結構大げさ)....この静けさに耐えかねた、もりたろうが運転手に向かって一言言った「ナンデムン、イズ・ヒアー?」「...ネクスト!」運転手が淡々と答えた。その瞬間、優勝ゴールを決めたアンジョンファンのように、車内から大歓声が聞こえた...ような気がした。

 そしてドアが開く、すかさず絶妙のタイミングで下車し、「カムサハムニダ!」と、言い残し立ち去ろうとすると...「ノー!ネクスト!」 「...?」再び車内へ。再び走り出ししばらくして、ドアが開く、「な、ナンデムン?」「イエス!」....ついに、もりたろう、南大門行きのバスを制覇することが出来たのであった...

ホテルも無事チェックインし、あすからはじまる、感動のソウルの旅の始まりを期待しつつ、コンビニでソジュ&ビールを買い込み、k-netをBGMにガバガバと飲み始めるもりたろうであった。

5月29日
 本日の予定、まずは、K-POP・CD買出しだぁ〜。レッツラゴー。と、会賢駅に向かった私は、すぐには地下鉄入り口へはおりずに、道端に立ち並ぶ売店一つ一つキョロキョロと見わたしていた。ソウルの地下鉄はもりたろうの足、前回は定額券を購入して利用していたわけだが、今回からは、ソウルの人たちがそうしていように、交通カードを購入して、日本で言う”スイカ”のように、「タッチアンドゴー」を決めようというわけだ。まあ、熟練者の方は、あのバーをくぐり抜けていらっしゃる方もいるが、それは...論外。

 「キョトンカドゥ・イッソヨ?」をぉ〜もりたろう、初めてのハングル(変ングル?)だぁ。売店のおじさんは、ここじゃない、向こうと指差した!「おぉー、通じているよぉ(多分)」おじさんの指差す売店へ向かう。「キョトンカドゥ....」と言うと、うなずくおばさん。「...チェセヨ」と自信なさげに言うと、念願の交通カードが差し出されたぁ!、おぉ〜、通じたよぉ、でもほかの言葉はしらないよ〜ん!と、ゴールを決めたと思ったらオフサイドをとられた、アンジョンファンのようだった。そんなこんなで、念願の交通カードを財布に入れ、いざ地下鉄のゲートへ。さっと財布を取り出し、改札機の上へ差し出す。一瞬の沈黙が場内をおそう...がしかし沈黙の世界から「ビッ!」軽やかな音がなり、おむむろに、バーを押す....通過だぁ〜おーぉ!まるで、軽やかなステップで、中田のデフェンスをかわした、アンジョンファンのようだった。

●鍾閣地下街CD屋さん

 え〜!地下街は工事中でしたぁ〜(号泣)前回、リナさんに教えてもらったお店、カタコトの日本語が分かるお兄さんがいて、とっても親切&おまけしてもらったのにぃ〜、あいたかったよぉん。と、くじけてはいけない、ツーことで、お楽しみの仁寺洞・ハンアリスジェビ(リナさんオススメ)で、スジェビとクルパジョンを堪能。パジョンは今回はじめてだけど、うまぁぃ〜!!!

といことで、パワーを得たもりたろう、29日後半戦に続く...

5月29日その2
 スジェビでお腹を満たしたもりたろうは、韓国電脳サイバーゾーンの竜山へむかう。

●ターミナル電子ショッピングセンター

 ここの3階にDVD/VCD/CDを扱うお店がある。DVD/VCDがメインで、CDは少ないが新譜の値段は結構安い。イスヨン・チャンナラ・t・PLATINUM7...の新譜を買う。オムニバス・BALLAD PLATINUM7は、2枚組みで、さまざまなアーティスト・バラードのごった煮アルバム。いろーんなK-popのバラードを聴いてみたい人オススメです。もちろんオリジナルアーティストが歌ってます。

●電子ランド

 1Fのお店。ここはちょいと高めだが、海外アーティストのCDがほかのお店より安価だとおもう。と言うことで、日本で高くて買えない日本アーティストのCDを買う。綾戸・小野リサ...

っと、AvrilのCDがおまけCD付で売ってっている。しかも12000W安い、でもこのCDはすでに昨年ソウルでゲット済み。くやしいが、巨人の星・飛馬のしごきを、木の陰で泣きながら見守る姉、秋子のようにそっと、その場を去っていった、もりたろうであった。

●竜山番外編

 すでに、マトリックス&Xメン2のDVDが露天で売っていた...日本でのロードショーすらまだなのに...さすが...と詳しくはコメントしないでおこう。英日→韓翻訳ソフトが10000Wであった。便利そうだったが、韓→日が出来ないということなのであきらめた。ちなみに、同じソフト空港内で40000Wで売っていました。

と、電脳サイバーゾーンを堪能したもりたろう、地下鉄に乗り込み、ある場所へと向かっていた。数枚の写真を手にして....

●鍾路5街-新味屋-

 今回ソウルへくるにあたり、2つの約束をした。その一つをいま果そうとしている。それがこの場所、-新味屋-という焼肉屋さん。家族で経営しているアットホームなソウルにはどこにでもありそうなそんなお店だ。昨年訪れたとき、カタコトの日本語が分かるそこのおばさんをかいして、お店のみなさんとのやりとり、たいした会話していないはずだが、自分の心がなごんだ。昨年別れ際に、そこのお店の皆さんの写真を撮った。そして、かならず、その写真を持ってくると約束した。その約束が、今、果すことができるのだ

 門をくぐると、目の前に立つお店のおばさん...私を見るなり、指をさし、声を上げた!私の事を覚えてくれていたのだ。従業員の人すべてが、私のことを覚えてくれたのだ。「この写真を持ってきました。約束です。」と写真を差し出す。その写真を囲んで、皆が微笑んだ。ほんときてよかった。そして、心と、お腹を一杯に満たすことがまたできた。

 そして食事のあと、お店を立ち去る前に、また、みなさんと写真を撮った。そして、別れ際にまた、もりたろうは言う「この写真を持ってまた来ますから。約束します。」と。

 後日談だが、帰国後、このお店の息子さんへ感謝のメールを出した。そのかえってきたメールによると、彼もまた6月4日が誕生日だという。私と同じ日だったのだ。なんとも、うれしい偶然であった。

 と...ちょっと、かっちょいい、もりたろうをみせつつも、また次回へ続く... 

5月30日
 昨日のニュースでは、羽田-金浦間の旅客機の運行が検討されているようですね。実現すれば、首都圏からソウル市街がますます近くなりますね。そんな、身近なソウルのもりたろ珍道中の始まりです。

 毎回ソウルの夜で楽しみにしているのが、東大門・明洞ミリオレ前のステージで行われる、素人喉自慢大会だ(すんません、本当はなんなんでしょうか?正確な情報を知っている方、フォローお願いいたします)ダンスパフォーマンスが多いが結構楽しめる。29日の夜は、東大門のミリオレで終わりまで見ていた。

 明洞で、友人から紹介されたシンソンソルロンタンでブランチをとる。本日最初は、ダーティハリーもりたろうの登場だ。

●ロッテワールド実弾射撃場

 日本では当然ご法度のガンシューティングだ。もりたろうは、以前ハワイにて経験済み。余裕をかましていざ出陣。射撃を終えてもりたろう、気分はノリノリダーティーハリー!...が、カウンターへ戻ってみると、ざわめきが....「をぃ、おい、おれの射撃がそんなにビューティフルだったのかぃ?」と円満の笑みを浮かべるもりたろう。「あなたは、たいしたことないけれど、弟さんはすごいです。初めてなのに、命中率90%以上です!」そう、今回同行している我が弟にしてやられたのだぁ。さわやかさをウリにしていた、ラガー刑事が、いつのまにか大太りになった、そんな渡辺徹になった気分でその場を立ち去ったのであった。

●昌慶宮〜昌徳宮

 そうそう、ファンキーもりたろうも、たまには韓国文化に触れてみよぉー!ってことで、見学をしてきましたぁ。こういった、歴史的建築物を見るのも結構好きなもりたろう、広大な敷地に立つ、さまざまな建物に圧巻でした。ただ残念だったのは、日本人の少なさ。昌徳宮はガイド付で参加しなければならないのだが、今回日本人ガイドに参加したのは、わずか5人。ガイドさんの話では、多いときでは200人を一度にガイドすると言う。やはり、日本人のSARS(韓国では、サスって発音するですネ)による影響がとんでもなく響いているようです。だからって、そんなの関係ないよぉん〜、おれは大丈夫!なっんて、無責任なことは絶対に言いませんが、ただ、マスコミによる視覚的ソースだけで判断すのではなく、自分自身で信用できるデータを収集して判断している日本人って少ないんじゃないかな?自分で納得できる情報を収集して、判断・予防・防衛をして、それで行動してみる、行動しないっというわけにはいかないものでしょうか?って、思ってます。っと、話題が脱線!

悲願、南大門メガネ屋(ヤングメガネ)店長と酒酌み交わす!

 昨日に続き、もう一つの約束を果す時が来た!前回、来韓したとき、私の日本人的社交辞令でお酒を飲もうと言った言葉が、そのメガネ屋(ヤングメガネ)店長は、本当にお酒を酌み交わすことを楽しみにしていたのだ。このことを知り、今回はどーしても、彼と酒を酌み交わしたかったったのだ。流暢な日本語を話す彼と、ほんとたわいもない話をし続けた。このあと、少し仕事をすると言うことで、1本だけのソジュが、もう1本もう1本と追加されていく。ホント、彼と会うのはまだ3度目なのだが、旧友のように、楽しくお酒が私の心と身体に入っていく...むちゃくちゃ、幸せの時間だった。この数時間のために、ソウルまでのエアーチケットを払っても惜しくはない!と思った。

 海鮮チゲ鍋を堪能し、もう一軒はしごした。●質問●薄くスライスした牛肉焼きと、日本の軟骨?固めのホルモン焼き?みたいなのを食べたのですがなんと言う料理でしょうか?どなたかご存知なら、教えてください。とても、おいしかったです。

 「1年に一度はソウルへ来てください。そして、私と飲みましょう!」って彼は言いました。なーんか、むちゃくちゃうれしかったぁ〜!「はい、1年に一度とは言わずに、これるだけ何度でも来ます!」もりたろうも、社交辞令ではなくマジ(真剣)に即答した。

 今日はこれから、少し仕事&先輩と会う約束があるそうで、数時間ほどで切り上げることにした。調子に乗り、また明日の晩もお酒を飲む約束をしました。「あしたは、朝までOKですよ〜!」と、にっこり言ってくれました。よぉーし、こちも、望むところだぁ!

と、ウキウキ、ルンルンで、ホテルへ戻るもりたろうでした...

が、明日そのメガネ屋店長を襲う恐怖を、このときのもりたろうはまだ何も知らなかったのである...当然続く

5月31日(最終話)

 そんなこんなで、今日も性懲りもなく始まりです。そして、感動のもりたろう珍道中感動のぐらんど・ふぁいなる・ふぃなれーを迎えるのであった。

 昨夜やっと果せた念願の再会に思いを残し、さーあ今日もバリバリ、サイトシーイング!で、向かった先は...

●戦争記念館

 三角地にある貴重な軍事遺物資料を展示してある記念館だ。いやー、スケールの大きさに驚いた。うーん、日本にこんな資料館ある?って感じで、平和ボケしている日本人もりたろうには、いい緊張と刺激になりました。

●海鮮石焼ビビンバ

 鍾路5街にある、海鮮石焼ビビンバのお店、オクトルジョンでランチだ。海鮮って聞くとすごいゴージャスで濃厚なイメージがあるんだけど、食べてみると素朴な味わい、なーんだけど、だしがきいていて何杯でもいけちゃう!って感じでオススメです。食べたあとの、おこげご飯もおいしかったですょぉ!

●新村・シンナラレコード

 そうそう、k-popの話題を。シンナラレコード、ちっと値段は割高ですが(ただし5%のポイント割引有)国内外のCDを豊富に揃えているのではないでしょうか?コヨーテ・イサクNジヨン・キムゴンモ、その他以前から手に入れたかったCDをごっそっと購入。もりたろうの感覚では、地下街等の露天売りがそこそこ安く、あと買えなかったものを、竜山シンナラでそろえるのがリーズナブルかな?と思いました。時間があれば、明洞などにある中古CD屋で旧譜を探すのも面白いかも。

●ナンタ

 ソウルでのテンションを最大限にあげようと、ナンタ見てきました。いやいや、もっとステージと客席の間が遠いのかと思いきや、間近じゃないっすかぁ。役者とお客が一つとなり、すばらしいパフォーマンスでした。ホント、人と人、言葉がなくても伝わるものがあるんだなぁ〜と、再確認しました。

●南大門〜明洞

 さぁ昨日に引き続き、「のぉむぞぉーとぉ!」と、南大門ヤングメガネへと向かう。ちょいと、クールダウン気味の店長!?「いやぁ...実は...」と申し訳なさそうに話し出す。なんと、昨夜私と飲んだ後、店長は先輩と会ったらしいのだが、そこからエンジン全開で明け方まで飲んでいたらしい...(自爆ってやつっすかぁ)と言うわけで、今日は調子が悪いらしい。申し訳なさそうな口調で彼が言った。「というわけで、少しだけ飲みましょう!(笑)」

 さて、やってきたのは明洞にある、チュクミ(ナクチ(イイダコ?)ともやしの唐辛子炒め)の店。お店に着くと、携帯電話で誰かに話している。なんと、奥方である。彼女も、同席して食事をするとの事。なーるほど、12時までに家に帰ってきて欲しいという約束を破り飲んだので、まあ、罪滅ぼしと言うか、もしかすると、私を出しに使って、「日本からせっかく来ているのだから...」なーんことかもしれない。がそれより、この料理が結構うまい。つーか、ハマったね。また食べたい。お酒がぐいぐい、こりゃまたすすむ!最後のシメに、残ったタレとご飯をいためて焼き飯風にするんだど、こりゃまたイケル!

 そんなこんなで、朝までのはずが、1時間ほどで解散。まあ、いいだろう。また、会うときの楽しみが出来たのだから...というより、実は、また今回も、感動というか、その店長の暖かさを感じた事があった。それは、今回、ソウルにくるにあたり、事前にメールを出した。その日が近づいてきたとき、彼の息子さんが病気になったらしい。彼は、もしかすると、私と飲めなくなってしまうらしい...ということを、彼の知人に相談&悩んでいたらしい。そのことを、彼が相談した知人から聞いた。「一緒に飲めてよかったね」とその知人も私に言った。

 かぁー、もりたろうよぉ、どおするよ、こりゃまた、ソウルにこなくちゃねぇ〜!いや、いまどき、こんなこと考えてくれる・想ってくれる日本人に、わたしゃ、あったことないよぉー、昔の江戸っ子だぁね〜、義理人情の世界。もりたろうは、むちゃくちゃ好きっすよぉ。それでもって、自分もそうしなきゃぁ〜あかんな〜!(号泣)

●6月31日

 昼、もりたろは、ソウルを離れ、日本へと向かった。今回も、いや、前回にもまして、ソウルの人たちの暖かさ&パワーももらった気がする。そして、少しづつ、だけど、また逢いたい人たちが増えてきています。次回は、もっともっと、感動することでしょう。そして、また、今回お世話になった人たちと再会したい。

 ってなこっとで、またくるよーソウル〜〜!


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